喜作

エレベーターの外へ一歩踏み出した瞬間から店内まで、ワクワク感あふれる道のりが続く。「古き良き文化を残したい」という大将が創った完璧な「和」の空間は、上質な素材を使った数寄屋造り。床材は加賀の桜、カウンターは一枚板のヒノキ、建具は杉とこだわり、調和をみせる。

唐津市にある「天平窯」の岡晋吾氏の器を中心に、遊びゴコロがあり温かみのある食器を揃える。「岡晋吾氏は面白い人。新しい事に挑戦するが、ぶれない強さがある」と大将。それがお店のコンセプトに合うのだという。よく見るとハート柄があしらわれた皿などもあり、それが和の料理と違和感なく溶け込み統一感の妙を楽しむ。